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QUEEN + PAUL RODGERS@Yokohama Arena

QPR_logo10月30日の横浜アリーナ公演に行ってきました。
QUEEN名義のライヴを観るのは実に1985年5月8日ぶり。ブライアン・メイとジェイミー・モーゼス、スパイク・エドニーは1993年11月のブライアン・メイ・バンド以来。ポール・ロジャースは初めて。

勢い余って開場時間前に到着(笑)。この日が関東地区最終公演のせいか、当日券目当ての人がけっこう長い行列を作っていました。私のほうは開場の列に並び、そこでしばらくファンウォッチング。客層は年季の入ったファンが圧倒的に多かったような気がするけど、若いファンもけっこういて、そして親子で来ている人たちも見かけた。(私のすぐ横にもいた。子供が2人くらいいたかなあ?いいな、親子で同じアーティストのライヴ見に来れるなんて。)

会場内では、グッズ売り場とプログラム売り場が分かれていました。けっこう盛況。私は相当気に入ったものでなければグッズは買わないシビアなファンなので、プログラムすら買いませんでした。このステージの思い出は記憶の中にとどめればいいや、なんて思って。後でしっかりお友達に見せてもらっちゃいましたが(笑)。ところで、1982年と1985年に買った(はず)のプログラムは何処へ?

これから始まるライヴに期待に胸を膨らませて席に座って待っていた時、場内で流れていたのは、多分最初がBeatlesだったと思います。その後でAC/DCの「Back In Black」にチェンジ。横浜アリーナでAC/DCとは、4年前を思い出さずにはいられませんでした。最近行くライヴではこれが開演前に流れていることがかなり多く(Extreme再結成のときもこれで、アルバムまるごと流してました)PAの調整にぴったりなのかな、とも思ったりして。だけどこれがまたいやおうなしに気分を盛り上げてくれて。

そんなこんなしてるうちに場内の照明が落ち、まず始まったのは"It's A Beautiful Day(Ross Robertson/DJ Koma techno mix)"。これが終わってもまだ始まらない。次はEminem "Lose Yourself"。QUEENと何の関係が?なんて思って聞いてた人も多分多いと思う。自分も「早く!早く!」と気をもんでいたこの数分間のイライラにピリオドが訪れたのは"Reachin' Out"が聴こえてきた時。

QUEENは私、というか私を含む姉妹全員にROCKを聴くきっかけを与えてくれた最初のバンド。だからそれなりに思い入れも多く、歴史も一番長く、彼らの行動を常に見守ってきました。それが自分に納得できるものもあれば、納得できないものもありました。
このツアーに関しても、最初のセッション形式のイベントなら全然OKだったのに、世界規模でのツアーですって!?しかもQUEENという名前で?と複雑な気分もあって、全面的に賛成派ではありませんでした。別にツアーを共にするポールが嫌だったわけじゃない。QUEENという名前を使ってツアーをすべきではないんじゃないか、と思ったのです。それは、1991年にフレディが亡くなった時、もう二度とQUEENは活動を再開することはないだろうという、自分勝手な解釈から芽生えたものでした。そして、フレディが生前録音していた音源をもとに「Made In Heaven」というアルバムをリリースし、ついでに20枚組みの豪華CDセットなどが発売された時は、彼らはQUEENとしての活動にピリオドを打ったのだろうと勝手に思っていました。

ある意味、QUEENは私の中で、現役ではない思い出のバンドのひとつにカウントされていました。そんな彼らが来るからといってライヴに行ったら、ノスタルジックな気持ちになるだけ。現役のバンドを見に行った気にならず逆に悲しくなるんでは、なんて思うところがありました。
しかし、来日を前にリリースされたCD "Return Of The Champions"を聴き、かなり自分の考えがネガティブであることを反省。彼らは新曲こそリリースしてないけど、常に前に向かって歩き続けてるじゃないか。そのライヴを今見なくてどうする?と思わせてくれました。

と、長すぎる前置きはこれくらにして(笑)。
観に行って本当によかった。再び日本に来てくれてありがとう、と思いました。
20年前にはQUEENを知らなかった人も、当時からライヴに足を運んだことがある人も、ライヴには間に合わなかった人も、新しい魂を吹き込まれたQUEENをいま同じ会場で観て、聴いて、騒いで、そして一緒に歌っている。そんな単純だけど奇跡的なことに、思い切り喜びと感動を味わっていました。

もしかしたら、オリジナルメンバーのQUEENで体験したライヴの時よりも気持ちが盛り上がっていたかもしれない。当時の自分ときたら、拳振り上げるなんて、と思ってしまうほどシャイだったので(笑)、まともにノッてなかったんじゃないかな。年取ってから再び観ることができて、ちょっと得したかな、なんて思いました。

セットリスト
01. Intro: It's A Beautiful Day Ross Robertson / DJ Koma 2005 techno mix [tape]
02. Intro: Lose Yourself [tape - Eminem]
03. Intro: Reachin' Out
04. Tie Your Mother Down
05. Fat Bottomed Girls
06. I Want To Break Free
07. Wishing Well
08. Crazy Little Thing Called Love
09. Say It's Not True
10. '39
11. Long Away (1st verse only)
12. Love Of My Life
13. Teo Torriatte (Brian on vocals)
14. Hammer To Fall (fast & short) 
15. Feel Like Makin' Love
16. Let There Be Drums
17. I'm In Love With My Car
18. Guitar solo
19. Last Horizon
20. These Are The Days Of Our Lives
21. Radio Ga Ga
22. Can't Get Enough
23. A Kind Of Magic
24. I Want It All
25. Bohemian Rhapsody (Freddie on film of "Live At Wembley Stadium '86")
<encore>
26. I Was Born To Love You (Acostic)
27. The Show Must Go On
28. All Right Now
29. We Will Rock You
30. We Are The Champions
31. God Save The Queen

始まったばかりの時、ブライアンはあいかわらずびらびらしたシャツでした(笑)。その後何度も着替えてたけどかなりラフな格好だったかな。ポールは背中にハート背負った白いタンクトップだったり、黒いのにはスパンコールみたいなので後ろに「愛」と書いてあったりと、趣味はあまりいいとは思わなかったけど、彼のステージ衣装のテーマが「愛」だったんだろうと勝手に解釈(笑)。ロジャーもけっこう着替えてましたね。全身白なんてときもあったけど、すっかり地味になったというイメージ。

長すぎるけど(笑)、さらに曲ごとのコメントを。
Reachin' Out: これからライヴが始まるぞ!という期待で胸が高鳴った曲。
Tie Your Mother Down: 予想通り、ブライアンのギターを聴いただけで涙。
Fat Bottomed Girls: オリジナルとは違うイントロのギターアレンジがよかった。
I Want To Break Free: この曲を聴けるとは思ってなかったのでちょっと予想外だった。(その代わりAnother One Bites The Dustが聴けず。)ポールがカツラかぶって胸パッド入れて出てきたらどうなってたんだろう、と想像(笑)。
Wishing Well: Freeの曲(ポール関連の1曲め)。けっこうしらっとしてる人がいた、なんて噂を聞いてたんでちょっとドキドキしたけどそんな心配はいらなかったみたい。
Crazy Little Thing Called Love: ポールがギターを提げてたんですぐそれとわかった。ギターに関してはフレディの時より安心できたかも(笑)。
Say It's Not True: ロジャーが前に出てきて歌った曲。ロジャーの歩き方に年齢を感じてしまった。
'39/Long Away/Love Of My Life: ひっくるめてブライアンのアコースティックコーナー。Long Awayが入ったせいか、'39がかなり短いバージョンだった。Love Of My Lifeは定番のホール内大合唱で大盛り上がり!この場に立ち会えただけでもこのライヴに足を運んだ価値あり。
Teo Torriatte: この位置にこの曲とは。実はもっと後ろかと思ってたんだ…。日本のファンに向けたサービスをありがとう。
Hammer To Fall: 短い!短すぎる。fast versionがさらにshort versionになってる?せっかく盛り上がるハードロックナンバーなのに。
Feel Like Makin' Love: Bad Companyの曲(ポール関連の2曲め)。直前までしばらくポールの姿が見えなかったため、非常に恋しくなった頃出てきたって感じでなんかうれしかったです(笑)。
Let There Be Drums: Drumソロ?なんだろうけどちょっと短さを感じるのはおそらくロジャーが「Drum Soloはつらくて好きじゃなかった」せいかも…。
I'm In Love With My Car: ロジャーの歌い方に以前ほど荒さを感じなかったような?
Guitar Solo/Last Horizon: ロジャーとは違ってSoloが好きなブライアン。Guitar soloは往年のライヴと手法はほとんど一緒。ただ、Brighton RockとかNow I'm Hereとくっついてた頃に比べるともしや短いのかな(^_^;)?
These Are The Days Of Our Lives: ロジャーは演奏せず(というか演奏自体カラオケ)前に出てきて立って歌ってた。背景には初来日のオフショット映像(お茶会の様子)。私のように懐かしいと思ったファンもいれば、若い頃の顔を初めてみて「ロジャーってかわいかったんだな」とか「ブライアンってカッコ良かったな」と今と見比べて思った人もいたようです(笑)。
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Radio Ga Ga: これもロジャーが前で歌ってたかな。手を叩いて両手を挙げる、あの手フリを観客全員でやって盛り上がってました。
Can't Get Enough: Bad Companyの曲(ポール関連の3曲め)。ロジャーの声が続いたのでポールの声がすごく映えて聴こえたかも。一緒に歌ってる観客も多かった。
A Kind Of Magic/I Want It All: これらは1985年以降の曲なので、QUEENとして聴けたのは初めて。ちょっと感慨深げ。
Bohemian Rhapsody: フレディがピアノを弾いて歌っている映像が流れる。TシャツがBetty Boopなので、観てすぐLive at Wembley Stadium '86とわかった。この曲では少し複雑な気分に。CDを聴いてわかっていることとはいえ、QUEENファンは、フレディファンは、ポールファンはどう思って観てるんだろう?といつも思ってしまう。フレディの魂と一緒にLIVEを行っているつもりであろうメンバーの気持ちはよくわかるんだけど…。とはいえこれがないと引き締まらない。(私?私はもちろんうれしいのですが、この曲では最後にちょこっとしか歌えないポールの立場を考えるとちょっと複雑なのです。)
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I Was Born To Love You (Acostic): 出た!って感じ。私は一人しらけてしまっていました。やはり個人的には演奏しないて欲しかった。
The Show Must Go On: この曲を聴くとついフレディ・トリビュートを思い出してしまうのですが、ポールの歌がやっぱり一番いい。
All Right Now: Freeの曲(ポール関連の4曲め)。すごく盛り上がった!ポールのマイクスタンド投げ&キャッチがすごかったな(笑)。
We Will Rock You: …この曲、私がファンになったばかりの頃のファンの反応って、足踏み(地鳴らし)+手拍子じゃなかったっけ?それがいまは「Radio Ga Ga」の手振りと一緒です。どうにもこの反応が好きじゃないんで私はその手フリをしなかった…。嫌いなことはたとえ全員がやっててもしない!というくだらないこだわりにより(^_^;)。(だけど、今日ブライアンの1993年のライヴを見たらファンの手振りが今と同じだった…あれれー?(^_^;))
We Are The Champions: ポールの歌い方はライザ・ミネリタッチだなぁ、とCDを聴いた頃から思っていました。まさに熱唱。
God Save The Queen: この曲は、これで終わりだと感じてしまう定番になってしまった。メンバー全員前に出てきて挨拶。すばらしいライヴを見せてくれたメンバー全員に感謝、そしてお疲れ様でした。

ブライアンの「ヨコハマノミナサン、コンバンワ。トウキョウノミナサン、コンニチハ。ニホンノミナサン、アリガトウゴザイマス」(だったかな?)が忘れられません。なぜ同じ時間なのに「コンニチハ」と「コンバンワ」を使い分けるのだろうと日本人的なチェックをしてしまいましたが(^_^;)、そんな彼のサービス心が非常にうれしかったです(笑)。

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Comments

こんなにたくさん演奏したとは知りませんでした。終わったときに「CDより曲数少なかったな」って思ってた。不満だったわけじゃなくてあっという間に感じられたからかな。

The Show Must Go On のポールはよかったですねえ。ポール・ファンとしてはほっとしたというのが正直な気持ち。これとか We Are The Champion とかって下手に歌うと Queen ファンに申し訳ないという気持ちになるから。

Love Of My Life はCDでみんなが一緒に歌っているのを聞いて「これだけは歌えないと」と思い、前日に歌詞をチェックしておきました(^_^;)。歌えて楽しかった。でも、イントロのギターがちょっとタメるところで斜め後ろあたりにいた男性が「早くやれ!」って怒鳴ったのでびっくりしました。あの人、なんだったんでしょう?

shohさん

斜め後ろの男性、早く一緒に歌いたかったんでしょうね(笑)。
気持ちはわからないでもないですが、アンタのためだけのショウじゃないんだから、ねぇ(笑)。

ポールがヘタに歌うところなんて想像できないですよ。
感想のところには書きませんでしたが、フレディですらフェイクしてムリに歌わないところを、ポールはしっかり声出してましたから、さすがだなって思いました。

shohさんがひたすらポールファンの立場でQUEENファンに対して失礼のないようにって心配してるのとは逆に、私はQUEENファンの立場でポールおよびポールファンに失礼なことしなかったかしら、と心配してました(笑)。
とりあえず、どちらの立場においても大丈夫だったみたいですね(^_^)。

年齢の順番で…一番最初に上京したわたしが
姉妹の中で最初にQueenのコンサートを見れましたね。
79年4月24日武道館公演でした。
北西の席でほんとに悪い席だったけど…それでも初Queen。
それまでは、ちょっと苦手にしていたフレディだったのに
ものすごくかっこよかったです。
ロジャーファンだったけど…もしかしてフレディが一番好きだったかも。(笑)

その79年当時…初来日の映像を見にフィルムコンサートに何度か行きました。
フィルムだけでその場にQueenはいないのに…
それでも奇声をあげて(恥)見ていました。

今のQueenのコンサートの事を書いているのに…
そんな昔の事ばっかり思い出してしまって…ごめんね?。

ようこちゃん

そんなファンが会場にたくさんいたよ!
ようこちゃんにとっては初ライヴが初QUEENだったんだもんね。だからよけいに印象に残ってるんだと思います。
(私の場合は風邪っぴきで行ったTOTOだったけど(笑))

1979年の春といえば、ようこちゃんにしてみれば、ようやくQUEENの全アルバムが揃ったって頃でしょ(笑)。
まだまだ夢中になっている最中だったから何でも新鮮に感じられたんだと思うよ。
私の場合、1982年にはQUEENのアルバムを全部聴き尽くして落ち着いてしまってたもん(笑)。
ロジャーは顔だけのファンが多かったかもしんないね…

"We Will Rock You"の手拍子のパターンですが、私も"足*2+手"というイメージです。なので、"手*2->開く"パターンにはやっぱりちょっと抵抗が。でもステージ上でそう促してる人が居たんで、それにのっちゃいましたけど(笑)

で、さっき数日前に録ったビデオ見てたらこれのビデオクリップが出てきたのでご報告。
若いぞ!>メンバー ...じゃなくて、
それでは足*2+手のパターンだったよ。
私はQUEEN関係のライブは今回が初だったので、ライブの時はどうだったかは断言できませんが。ただ、ライブ(立ってる場合)では手のみの方が簡単だしわかり易いので自然に変化していったのかも。

Sakiさん、こんにちは
TBありがとうございます
今回のコンサート、家族連れが意外といましたね
家族でコンサートに来れるなんて、なんとうらやましい

いや~本当に素晴らしいコンサートでした、やっぱライブは最高です!

ま~さん
そうそう、誰か(ジェイミー?)が促してたんで内心「やめてーっ」って思ってたんだけどどうしようもなくて(笑)。
手持ちのビデオがいくつかあるんで見てみようと思ったんですが、今日は1982年6月のLive at the MK Bowl(通称On Fireといわれてるやつ)を確認しました。
客席がほぼ見えません(^_^;)。
でも、フレディが拳を振り上げているところをみると、多分違うような気がする。
やりはじめたとしてもWorks以降だと思われます。次はLive at Wembleyを確認します。(でも明日ね(笑))

フブロジさん
ほんと、すばらしいコンサートでした!
家族連れといえば、ウチの姉の家では娘(私の姪っ子)が姉とともにQUEENを聴いていて口ずさんだりしてるとか。
何年後かにまたやってくれば(え、そんなに間が空くなんて縁起でもない?)その時は親子+叔母さんとで行けるかも、と密かに期待しています(笑)。

今回のコンサートでは、Paul Rodgersというすばらしいヴォーカリストを観る機会を与えてくれたことにも感謝したいです。
Paulファンも(QUEENのメンバーに対して)同じように感じてもらえていればうれしいんだけど。

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» 2005.11.01 MAY,TAYLOR & RODGERS [memo]
☆ MAY,TAYLOR & RODGERS...いわゆる"QUEEN + PAUL RODGERS" なぜ"いわゆる"か、というと ・世間的にはその名の方が通っている ・でもそのもの自体は存在しない(認めない) から やっぱり4人そろって始めてQUEENぢゃろう 100歩譲って故人以外の3人は必要か、と と、まぁ世間の通り名なんてそんなもの、とあきらめて本題 とうことで、仲のよいミュージシャン達が集ってQUEEN,FREE,BAD COMPANYの曲を演奏するLIVEに行ってきた いやー... [Read More]

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