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Alice In Chains@新木場STUDIO COAST(3/10)

Alice In Chainsのオーストラリア・アジアツアーの最終公演。新木場STUDIO COASTでのライヴを観てきました。思い入れが強いほどまともなレビューが書けない人なので、個人的主観によるライヴ体験記だと思って下さい。


↑日本公演のリーフレットです

私が会場に到着したのは17時40分を過ぎた頃。まだ外は明るい。

このメンバーで来日するのは2回目。伝説のUDOフェス以来。8年も待ちました。
活動再開後、今のメンバーでリリースしたアルバムの楽曲が初めて日本で演奏される今回のツアー。
私が今回観た位置は、ステージ向かって左側のマイキー(マイク・アイネス)のまん前の最前列。友人のMさんが先に入って場所を確保してくれてました。(感謝です!)ジェリー側はさすがに先に埋まってしまったそうです。始まるまでの1時間、まったりと話をしながら待ちました。BGMが不思議だったね。誰の選曲?
そしていよいよ開演。

ステージが暗転しメンバーが出てくると、待ちかまえていたオーディエンスの歓声が一斉に巻き起こりました。ウィリアムはギターを持たずに登場。ジェリーは…髪の毛短い(って知ってたけどさ)。正反対に、マイキーは多毛の印象が全く変わらない。ショーンも前とあんまり印象変わらないけど、髪が(ジェリーと同じく)少し短くて前よりボリュームがなくなったせいか顔がこけて見える。ドラムにはLSMS(Layne Staley/Mike Starrのイニシャル)とプリントされていて、以前のメンバーの魂もここに一緒にいるよって言ってるかのようでした。

ジェリーが手にしていたのは、わりと最近のツアーでよく見かけるようになった、黒いRampageにシルバー(白?)の星がプリントされててその星のくぼみにALICEと5文字入っているギターだったと思います。逆に、白地に黒い星のギターもありましたね。こんな感じのやつです。(注:これは日本公演の画像じゃないです。あくまでギターの参考例です。)

予想どおり"Them Bones"から始まりました。どちらかというと独特のミドル〜スローテンポでうねる感じの曲が多いアリスですが、この曲はちょっと特別でメタル色が強い曲。私にとっては一番最初に聴いた出会いの曲。ざくざくしたベースとジェリーのギターリフのダークな重なり合いで始まる大好きな曲なので、目の前で演奏されてることに興奮。始まったばかりで他のオーディエンスもテンションMAXになってて、早くも大合唱&大興奮状態。続く "Dam That River" 。Dirtと同じ順番で再生されてるというのもあると思うけど、この曲でさらに加熱。みんな、首を長くして待ってたんだね、という熱が伝わってきました。

UDOフェスで来日した時のウィリアムは、AICとして活動を再開させたばかりと言っても過言ではなかったので、言葉少なで地味めだったのですが、今回の公演はヴォーカリストとしてだいぶ堂に入ってましたね。続く"Again"でもお客さんノリまくり。そして日本初披露となる、Black Gives Way To Blueからの"Check My Brain"へと続きます。

ジェリーが歌ってるところを観ようと、視線はステージ右側へ。髪を短く切ったジェリーは、顔が髪に隠れることがないので、表情がどこからもよく見えます。体の動きも、以前に比べるとかなり地味で、あまりよけいな動きがなくなりました。彼が頭を振って髪の毛を振り乱してギター弾くところがすごく好きだったんだけど、今の感じだと完全にスタイルを変えてしまってる気が…。歌う時はほとんど右側でした。(ジェリー前の観客の押し度はすごかったらしい。全然見えなかったけど。)
時々、左側やセンターにも移動してくれたけど、その時はほぼギタープレイに徹してました。黒のTシャツにグレーのパンツという超地味な服装でした。というか、メンバー全員が黒Tでした。ステージも壁に黒い幕が張られてるだけでした。前回もそうでしたよね。

マイキーは最初上着を着ていたけど途中で脱いで、脱いだら黒T。それで前3人がみんな黒Tで揃ってしまった。(まるでステージ衣装のようだったな。)彼がツバを上に向けて吐くというのは噂には聞いてましたが、それを間近で観てしまった(^_^;)。彼は以前のジェリー程ではないにしろ、髪の毛を振り乱して軽快にベース弾いてました。(どっちかといえば頭を横に振ってたかも。)思ったとおり小柄な人で、後ろに下がってショーンの隣で弾いてる事が多かったです。前に出てきてる時は笑顔でいることが多く、ライヴを楽しんでいるようでした。そしてたまに歌ってました!歌う人だとは思ってなかったんでびっくり!(といっても"Again"とかで声だしてる程度。)そうだったのかマイキー。

"Hollow"までは固定セットリスト。横浜で"A Little Bitter"を演ってくれたけど東京では…?と思っているうちに始まったのが"Last Of My Kind"。だいぶ動揺。そうだよね、リクエストを募ってたのに、2日間同じセットなわけないよね、そう心で納得しつつも、聴きたかった曲が聴けないのには軽くがっかり。Last Action Heroの2曲が私にとってはリアルタイム新曲だったんですよね、彼らの。だからそういう意味で少しばかり思いが強かったんです。
ここから日替わりセットリストの始まりで、次も昨日とは違った"Your Decision"。ただ、これは予想してたし、ちょっと期待してました。ジェリーのヴォーカルだから。

最近のアルバムは、ジェリーがメインで歌う曲がけっこう多いけど、今回ツアーでやった曲はジェリーの単独ヴォーカルってあんまりなかったですよね。ジェリーの作る曲は、不協和音のコーラスで構成された曲が多い(1人だけで歌っている曲が少ない)ので、ジェリーの声が響き渡って心にぐっと来たのでした。彼のヴォーカルって、派手さはないけどいいですよね。

そして、1stから"Man In The Box"。これも代表曲でライヴでは盛り上がる曲。彼らの曲はのれるタイプの曲とは言い難いんですが、頭降ったり手を上げたり体揺らしたり、時にダイブがいたり、観客はうまく彼らの奏でる音に反応していました。観客とステージがひとつになった後、流れてきたのは"Grind"。昨日は"Phantom Limb"。ガーン、やっぱり聴けない運命…。気を取り直して目の前のステージに集中しよう。彼らが初来日したのは93年だし、UDOフェスでは演ってないから、この曲は初めて生演奏を聴いたことになります。ですが、ライヴで演奏するには暗くてスローでステージ映えしないタイプの曲なので、いくらリクエストで上位にきても演奏するとは思っていませんでした。なのでちょっとびっくり。彼らなりのファンサービス。リクエストに応えてくれたんでしょう。

次の曲は"It Ain't Like That"。ああ、よかった、こっちは聴けた。ほぼ定番の曲なのですが、たまにやらない時があったのです。自分が行く日にリクエスト全滅だったら泣く、と思ってたので、ちょっとホッとして。好きなバンドの曲なので何がきても文句はないんです。リクエストを募集なんて企画の方がめったにないことだから、つい聴きたい曲を期待してしまうのは仕方ないですよね。

次の曲の前にメンバー紹介してたと思う。ジェリーが1人1人を紹介して、自分のことも自己紹介して、あの低い声で"We are Alice In Chains"で締める。ジェリーの声のトーンが低くて地味だけど彼ららしいと思った。

ジェリーがギターを弾きにこちら側に来てくれた時で一番印象に残っているのが次の曲 "Nutshell"。
ウィリアムがアコースティックギター、ジェリーがエレクトリックギターを手にして演奏が始まりました。誰もがきっとエモーショナルになるメロディ。ヴォーカルが終わってからのギターソロ、その間ずっと目の前にいました。前に障害物がない状態でステージを見れるというのは本当に贅沢だと思いました。ステージまで2mくらいの至近距離だし、手を伸ばせば届きそう。なのでジェリーの弾いている手を、指をガン見状態。目カメラに録画機能があったらすごくいい映像が撮れたと思う。そして、自分の目線の位置がちょうど足もとだったから、足や靴まで凝視してしまいました(^_^;)。ライヴ映像ってあんまり足元は映らないし普通なら見えないでしょ?だからここぞとばかりに楽しみました(いやいやいや…)。靴はプレーンな形のヌバック?ぽい素材だったような。こんな靴履いてるんだとか、腹部から腰にかけてはちょっと中年体型になった印象だったんだけど、間近でみるとふくらはぎの辺りとかは前とあんま変らず細いと思いました。きっと憧れの人を間近で見て、放心状態だったに違いない(^_^;)。

ジェリーは透明かシルバーのイヤーモールドのイヤモニをしてました。そういうのもはっきり見えました。
ジェリーやマイキーは、時々ショーンの近くに行って笑いながら話しかけてましたね。その感じが微笑ましくてよかった。
そういえば、"Nutshell"の時、ショーンが煙草吸ってました。曲の最初の方は手があくからかな?と思いました。

"No Excuses"もすっかり定番ソング。"We Die Young"は1stの1曲目で最初のシングルで、ファンには代表曲として広く認知されているのでこれもすごく盛り上がります。観客も熱狂して♪And we die young, Faster we run♪を大合唱。

次は"Stone"。最新アルバムからの2曲め。ジェリーらしい重低音の効いたうねり曲。最新作からの曲を期待していた人も多かったみたい。これも盛り上がってました。

そして、アンコール前最後の曲。予感はしていたけど、この日は"Down In A Hole"ではなくて、"Love, Hate, Love"。実は私、このメンバーでUDOフェスで聴いているのでそれほどレアでもなくて。("Down In A Hole"も演奏してたけど。意外といい選曲だったんですよね、UDOフェス。)ダークに引っ張るアウトロのこの曲で一旦締めくくり。

そしてアンコール。
ジェリーがメインヴォーカルの"Got Me Wrong"。アンコール3曲は多分同じ。93年にSAPを聴いて以来の、私には初生歌。ようやく聴けたね。ジェリーの声、できれば目の前で聴きたかったけど。
"Would?"と"Rooster"を期待して聴きに来てる人も多いだろうな。それがわかる盛り上がりでした。"Rooster"は毎度ながら心に沁みました。初来日の時、この曲を聴きに来たみたいな感じもあったので、ちょっと涙した私でしたが、それにかなり近い状態でした。これ終わったらライヴが終わってしまう、という気持ちもあって、感情が高ぶりました。

全演奏曲目終了。ジェリーがアリガトって日本語で言ってたような…。そして、客席に向かってピックをばら撒き始める弦楽器担当3人組。これ、今の恒例みたいですね。(YouTubeにUpされてるフルセットのライヴでも見れます。)だからなのか、演奏中はあまり投げません。この為に前に来たってのもあって、最前にいるのに1枚も取れなかったら笑えない…が、意外とピックが飛んできません。でも、投げが失敗して前のほうに落ちてるものもあり、見つけてすかさず警備担当のにーちゃんに「すみません、あれ取ってください!」とお願いして1枚ゲットしました。あとは、体に当たったような気がしたのでしゃがんで足元を見たら、なんと2枚も落ちていた。合計3枚手にいれました。(ジェリー×2枚、ウィリアム1枚。あれ、マイキーの目の前にいたのに…。)ショーンも前に出てきてスティックを手渡してましたが手に入れられず。でも、間近で見られました。

彼らが会場から去った後、後ろの方から「すみません、それ、取ってください!」と女性の声。それ、とは前のほうに飛んで落ちていた、紙飛行機に折られたセットリストの紙。他の会場でもそうだったようで、その人は目をつけてたみたい。次に争奪戦になったのが、マイキー用のマイクがセットされている位置に置いてあったセットリスト。ローディの方は渡す人を自分で決めず、後ろ向きになってから、紙を持った手を後ろに差し伸ばし、取った人もん勝ち状態に。結局は左隣の友人の隣の人が勝ち取ったのですが、負けた周辺の人は写真を撮らせてもらっていました。私も~と思ったんだけど、ライヴ中は電源を切っていて起動させるも、私のスマホがなかなか起動しなくて。そのうちスタッフからも外でやってと言われてしまい、その人は紙を持って立ち去ってしまいました。セットリストがあんなに近くにあったのに、撮影できないなんて運が悪すぎる。

その後、会場を出てロッカーから荷物を取り出し、外にいた友人を見つけて近くで上着を着ていたら、なんとさっきのセットリストを獲得した方が私の右隣にいるではありませんか!これはもう与えられたチャンスとしか思えない。その人には申し訳ないと思いつつ、切羽詰まってるから故の行動力。「大変申し訳ないんですが、セットリストを撮らせて下さい!」とその場でお願いし、無事応じてもらえました。帰り支度中だったみたいなのにほんとごめんなさい。

それがコレです。加工しない状態。撮影が外でなので暗いです。

ジェリーが最後に言った "See you soon OK?" の意味は果たして?
次に来る時に8年も経たないよって意味なのか、ホントにすぐ来てくれるのか。
なんだか、2006年に活動再開して、おそらくフェス来る?なんて思って、他の予定とサマソニの予定がかぶらなかったら来るな…なんてチェックしてたら、存在すら未知だったUDOフェスだったことを思い出した。
来るならさっさと決めてね。チケット取れないのだけは嫌だから。でも、できればやっぱりフェスは避けて欲しいです。

実は今、アリスロスというよりも激しくジェリーロスに陥っています。近過ぎたからだと思います。彼はFacebookもTwitterもアカウントを持ってないから(持っていたとしても書かないだろうし)何やってるか全然追えない。だからよけい気になります。来てくれたお礼も書けないよ。(アカウント持ってる他の人にも書いてない…)

…と、だいぶだらだらと書きましたが、読んでいただきありがとうございました。

おまけ。
横浜公演の写真がクリエイティブマンのサイトに載っています。
ALICE IN CHAINS横浜公演

ついでに興味ある方は、公式サイトのBaldyさん(ツアーマネージャーかな?ツアーに同行して舞台裏を紹介してくれている方)のBlogも読んでみて下さい。全部英語ですけど、メンバーやBaldyさん自身が日本で過ごした休暇体験記が書かれています。
日本を気に入ってくれていて、次の来日に8年はかからなそうな感じです(笑)。
YOKOHAMA – MARCH 9TH
TOKYO – MARCH 10TH

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