« KNOTFEST JAPAN 2016 最終ラインナップ決定 | Main | QUEEN + Adam Lambert@日本武道館 雑感 »

QUEEN + Adam Lambert@日本武道館 2016.9.23

サマーソニックのトリとして出演した2014年から2年ぶりの来日が実現。
待ちに待った単独でのツアーです。
そして、31年ぶりの日本武道館での公演。1985年の「The Works」ツアー、5月9日以来。

私が観たのは日本公演最終日。
開始前、ステージはクイーンのロゴ(オリジナルメンバーの星座:2人の乙女と蟹さんと獅子のいる有名なやつ)がプリントされた白い幕で覆われていました。アリーナの中央にステージから花道が伸びていたので、ここまでメンバーが出てきてくれるなら楽しめるかなとちょっと安心しました。というのも、私が当たった席は1階西の3列目の席という、ステージを真横から見る位置。そこからステージを観ると、まずステージの全体像が見えません。それに、左右の大型モニターのステージ側に黒い幕が張られていて、ステージ後方のQのモニターがまったく見えない状態だったのです。運が悪すぎると思いましたが、自分の周囲もきっと同じ気持ちで見守っているんだろうし、見えるものを少しでも楽しもうとステージに集中することにしました。

定刻の19時直前から手拍子や歓声が起きて場内は盛り上がっていました。19時5分頃に客電が落ち、メンバーが登場しました。
アダム・ランバートのパフォーマンスを観るのがとても楽しみでした。彼がブライアンやロジャーと一緒にツアーをするという話を知って以来、日本で観れる日をずっと楽しみにしていました。とはいえ彼個人の楽曲を聴いたりまではしていなかったので、歌声をじっくり聴くのは今日が初めてでした。

1曲目の"Seven Seas of Rhye"でステージに出て来た彼は黒いノースリーブジャケットにパンツ姿(靴はロンドンブーツみたいな高いヒール)、そして顔は黒いバイザーをして顔を隠していました。ヴォーカリストなのに顔を隠すなんてとちょっと度肝を抜かれたけれど、だからこそインパクトがありました。ここにいる彼はソロとしてのアダム・ランバートではないし、もちろんフレディでもないから、まずは誰がいるかなんてあまり意識しないでオープニング曲を歌と演奏で楽しんで欲しいということなのかな。黒一色に身を包んでステージを動き回る怪しげな彼にしばらく釘付けでした。2曲目の"Hammer to Fall"では彼とブライアンがステージの左右に設置されたお立ち台まで来てくれたので、すごく間近で観れました。(この席が救われた瞬間でした。)2曲歌った後にバイザーを外し、曲は"Stone Cold Crazy"。フレディの声質とは違う感じですが、アダムは完全に自分のものにしてるので全然違和感なし。どの曲も安定してて聞きやすい。歌やパフォーマンスはフレディにも似た存在感&安定感がありました。伸びやかな声で歌も上手いしMCも面白い。なにより、彼自身がクイーンのメンバーとして歌えることをとても楽しんでいたのが良かったです。アダム、最高です。

”Somebody To Love"を歌い終えた所で、センターの花道にブライアンがやってきて、しばらくブライアンのコーナーに。「トウキョウノミナサン、コンバンハ!」「オゲンキデスカ?」(ちょっと間をおいて)「ホントネ?」などと日本語でのMCが始まりました。(ホントネ?って英語で"Really?"だったのか??)今日はブライアンが頑張って日本語しゃべってくれてるなぁなんて感動しながら、彼の話す変な日本語をカワイイ♪と楽しんでいたのですが、何やら言いたいことがあるようです。「今日はスペシャル」と言ってる?「キョウハブドカンニキテジュウニカイ・・・」

「ジュウニカイ」 ・・・ 十二回 ・・・ え、12回?

いやいやいや、12回じゃなくて本当は20回目だったこの日のステージ。きっと「今日は武道館に来て20回目の記念の日です」って言いたかったんだよね?

周囲もそれを知ってて「ニジュウ」「ニジュウ」とあちこちでフォローしていました。ちょっと間違っちゃったとはいえ、日本への感謝の気持ちをその国の言葉で言ってくれようとしたことに、ホント涙が出ました。これで和やかな雰囲気になっていた所に、更に彼は「セルフィークダサイ」と自分のセルフィースティックを持ち出して、客席を背景にいろんな角度から自撮りをして映像を映してくれました。
そして、"Love of My Life" と "Teo Torriatte" の大合唱は(私の位置からは見えなかったけど)時々フレディの声と映像もかぶせてとても感動的でした。ブライアンもちょっと泣いてたみたいに見えました。ありがとうブライアン。

引き続き、今度は「ミナサン、ロジャー・テイラーサン!」とブライアンが紹介してくれてロジャー・テイラーさんのコーナーへ(笑)。ドラムを離れて花道にやってきて、彼の作曲した "These Are The Days of Our Lives" を歌うロジャー。この曲のドラムは、セカンドドラムのルーファス(ロジャーの息子!25歳)が担当してました。お父さん譲りのカッコよさで将来が楽しみです(笑)。(彼、たしかDarknessに加入したと思ってたんだけど、クイーンのツアーの時はお休みなのかな。)この曲の後、ルーファスとの親子対決「ドラム・バトル」でも魅せてくれました。"Tie Your Mother Down"でもルーファスが叩いてましたね。80年代にクイーンのライヴを初めて体験した時には、息子が同じバンドで演奏してるシーンを見れるなんて思っていなかったから感慨深いです。

今回のツアーは、彼らの他に、キーボードのスパイク・エドニー、ベースのニール・フェアクロウがツアーメンバーとして参加していました。

ファン歴問わず、クイーンファンなら誰しも楽しめる、見どころの多い大満足の内容でした。すごく楽しかったし、なにより、彼らが元気で活動してくれていることをうれしく思いました。1日だけしか見なかったことをちょっぴり後悔しましたが、それは次の楽しみとして取っておきます。

今年はフレディが亡くなって25年の節目の年です。
記憶しているクイーンの主な楽曲はフレディが歌っているし、真っ先に思い出すのは彼の歌声です。
91年に亡くなった時、今後のクイーンの活動を案じました。
これで終わりなんだろうか、とか、フレディのようなヴォーカリストは見つからないだろうから、もうライヴで観ることは難しいだろう、とか。
だけど、彼の没後25年経った今でも、クイーンのライヴを見ることができています。
それは今もなお現役で、クイーンの活動を続けてくれている、ブライアンとロジャーの力によるところが大きいです。
そして、それを一緒に支えて盛り上げてくれる、新たなヴォーカリストやバンドメンバー達の力も忘れちゃいけない。本当にありがたいことです。
そしてファンも。みんながクイーンのために集まってクイーンのために一つになる。なんて素敵なんだろう。

〈SETLIST〉
01. Seven Seas of Rhye
02. Hammer to Fall
03. Stone Cold Crazy
04. Fat Bottomed Girls
05. Don't Stop Me Now
06. Killer Queen
07. Somebody to Love
08. Love of My Life
09. Teo Torriatte
10. These Are the Days of Our Lives
11. Drum Battle (Roger vs Rufus)
12. Under Pressure
13. Crazy Little Thing Called Love
14. Another One Bites the Dust
15. I Want It All
16. Who Wants to Live Forever
17. Guitar Solo (Brian)
18. Tie Your Mother Down
19. I Want to Break Free
20. I Was Born To Love You
21. Bohemian Rhapsody
22. Radio Ga Ga

Encore
23. We Will Rock You
24. We Are the Champions

« KNOTFEST JAPAN 2016 最終ラインナップ決定 | Main | QUEEN + Adam Lambert@日本武道館 雑感 »